50代でセミリタイアは失敗するから無謀…、残り10年社畜を続けるべきか?

2020年11月11日

元気な内にセミリタイアをして残りの人生を楽しみたいと思っている人もいるでしょう。

しかし50代で何も考えずにセミリタイアをしてしまうと、

残りの人生を楽しむどころかお金がない大変さでそれどころではなくなる危険が高いです。

そこで今回は何故50代でセミリタイアすることが無謀なのかを説明します。

50代でのセミリタイアが危険な理由

50代にもなると業務上の責任が今まで以上に重くなる仕事量も増加する一方でお給料が割に合わなかったり、

出世の上限が見え始めたから今の仕事に見切りをつけセミリタイアをすることを検討している方もいるはずです。

その他にも体力的な衰え、仕事を続けていく気力がなくなったなど様々な理由からセミリタイアを検討しているはずです。

しかし以下の理由なら50代のセミリタイアはおすすめすることができません。

50代でセミリタイアをしてはいけない理由

・病気になったら生活が苦しくなる

・50代の再就職は難しい

・親の介護費用

・子供の教育費

病気になると生活が苦しくなる

50代のセミリタイア後の生活で怖いことは病気にかかることです。

20~30代のころと比べ体力や気力が低下しているということは珍しくもなく、当然病気にもかかりやすくなっています。

セミリタイア後もこれまでと同じように健康であれば問題ないのですが、

大病にかかったり、大怪我をしてしまえば国民健康保険や高額療養費制度があるとはいえ決して少なくない治療費を負担する必要があります。

会社員でしたら大病になっても休職制度を利用することで入院中も一定の給与を受け取ることができますが、

セミリタイア後であればそうした会社の保証を受けることができません。

ですのでセミリタイ後に何かしら病気や怪我をすれば貯金を切り崩す羽目になり、人生のプランも大幅に修正する必要が出てきます。

会社をやめてなければ給与もあるのである程度のやり直しや人生設計の修正も簡単に行えますが、

セミリタイアをしていれば給与の保証もないので残りの人生に必要なお金をどう工面するかなど難しい判断が求められることになります。

再就職が難しい

50代でセミリタイアをしても何かしらの理由で再就職を考える人もいます。

理由としては例えばですが有り余る時間を持て余しているとか、老後に向けて貯金がもっと必要なのではと不安に感じたなど様々なものがあります。

しかし50代で再就職先を探すとしてもそもそも50代の人材を募集していないことは珍しくありませんし、

運良く募集していても前職と比べて給与や待遇が大幅にダウンするなどのデメリットを受け入れる必要があります。

また再就職先の会社でも年長者として尊敬されたいとか、

自分よりも若い人から指示を受けるのは嫌だと感じるのでしたら定年まで今の会社で働き続けた方が賢い選択と言えます。

50代でセミリタイアに失敗し再就職を目指すことの方が今の仕事を続けるよりも、

はっきりと言って精神的にも肉体的にもキツイという事実があることをセミリタイアを検討する際には頭に入れておきましょう。

親の介護費用

50代にもなると両親の介護が現実的なものになってきます。

親の介護費用は親の貯蓄や資産から出していくことになるでしょう。

ただ介護のために親を施設に入所させたりヘルパーさんを呼んだりするなどしていると、親の資産だけでは費用を賄えなくなり自分の財布からその費用を支払うことも十分にありえます。

ゼミリタイア後の資産に余裕があれば問題ありません。

ですがギリギリの資産でセミリタイアをしたとなると、親の介護費用という予想外の出費によりセミリタイアの資産が尽きてしまう危険があります。

セミリタイアをしていなければ会社員としての収入があるので、自分の貯蓄がすぐになくなるということはありません。

またセミリタイアをしていれば時間があるということで親の介護の責任をあなた一人だけに押し付けられる危険もあります。

自由に自分の生活をしたいと思いセミリタイアしたのに、介護に追われる生活になってしまえば何のためにセミリタイアをしたのかという話にもなります。

ですので50代のセミリタイアをするにしても親や家族関係をしっかりと見極める必要があるでしょう。

教育費の支払い

セミリタイアをすると収入が大幅に下がることになります。

ですので会社員をしていた時は気にならなかったような支出にも目がつくようになります。

そうした中で子供がいると、その教育費もバカにできません。

50代ですと大学に進学する、進学している子供もいるでしょう。

そこで問題になってくるのが子供の学費です。

次の表から分かるように学費は決して安いものではありません。

入学金 4年分の授業料
国立大学 282,000 2,143,200
公立大学 394,225 2,153,176
私立大学 252,030 3,510,940

(参照:国公私立大学も授業料等の推移)

また入学した大学や学部によっては授業料以外にも設備利用費の支払いなど必要な場合がありますし、

そもそも生活していくための生活費も必要となってきます。

そのため学費の支払いはセミリタイア後の生活に大きな負担となるでしょう。

もちろんセミリタイアしたことで収入が減少したことにより、授業料の減免や奨学金を獲得することもできます。

しかし、こうした制度を利用しても生活費や学費のすべてをまかなうことができません。

残りの費用を子供がバイトなどをして自分で支払うということにならない限り、最低でも4年間は金銭的な支援を行う必要があります。

このようにセミリタイア後の家庭が学費をすべて支払う必要がないとしても、その負担は決して軽いものではありません。

逆にセミリタイアをしていなければ毎月まとまった収入があるので、金銭的な負担は比較的軽いものになります。

50代でセミリタイアをしないことで得られるもの

セミリタイアをしなければ上記の心配をする必要がなく、心理的にもある程度の安心を確保することができます。

こうした心理的なメリット以外にも50代なら定年まで残りの数年を我慢して働けば退職金が満額支給されますし、

それまでの間は会社員という身分も保証され毎月給与が支給されます。

しかしセミリタイアをすると退職金は満額もらえませんし、会社員という身分が失われるので社会的信用がゼロになり近所からも後ろ指をさされることになります。

また上記で上げたような無視できないリスクがあるので50代でのセミリタイアは正直おススメできません。

50代でもセミリタイアを成功させる方法

ここまでは50代でセミリタイアをすることをお勧めしない理由を説明してきました。

しかし職場への愛想が尽きたからセミリタイアをしたい!とか、

上記のようなリスクやデメリットがあっても会社から抜け出したいと強く思っているかもしれません。

ここからはそうした人のために、50代のセミリタイアを成功させるために必要な情報を紹介します。

固定費を切詰める

セミリタイアをするための資産形成、そしてセミリタイア後の生活を続けていくに当たって大事なのが無駄な出費を極力なくしていくことです。

セミリタイアをしたいと考え資産を作ろと思っても、経済成長率が低い日本で働いている限り短いスパンでお給料が倍増するということは考えられません。

ですのでお給料をアップさせて資産を築くということは現時的ではありませんよね。

そこでセミリタイアの資産を作るにあたり、重要になってくるのが無駄な出費を抑えていくことです。

会社の都合に振り回される給与所得の増加と比べても、無駄な出費の抑制は個人で行えるので非常に容易です。

無駄な出費としては次のものが挙げられます。

もし支払っているようでしたら今すぐにでもやめましょう。

今すぐ止めるべき支出

三大キャリアへの支払い

飲み会の費用

住宅ローン

マイカーローン

NHKの受信料

スマホの三大キャリアの使用料は格安SIMのものと比べても圧倒的に高いままです。

ドコモ 6980円 楽天モバイル 2980円
au 7480円 UQモバイル 2980円
ソフトバンク 7480円 Yモバイル 3680円

しかし年単位でみればスマホの使用量も決して無視できない金額になります。

こうした小さい金額でも早くから削ればその分、セミリタイアの開始の時期を早めることができます。

ただし飲み会が日々のストレスの発散に役立っているのでしたら、飲み会に行かなくなったことで逆にストレスがたまり別の場面で浪費をする危険もあります。

毎月いくらまで使っていいのか、何回まで行っていいなどを決めておくのがいいでしょう。

また支払いが残っている住宅ローンやマイカーローンがあるのでしたら、即刻それに対処する必要があります。

世の中にはマイホームなら自分の財産になるのだから賃貸よりもずっと価値があるという意見もあります。

当然そうした意見も個人の好みですから住宅ローンを払い続けてでも、マイホームを所有したい人は続けてもよいでしょう。

しかしセミリタイアを考えるのでしたら、住宅ローンを利用してまでマイホームを購入するのは避けるべきです。

何故ならローンを払ってまで住宅を購入しても、その住宅の市場価値は30年もたてばほぼゼロになります。

そうなると住宅を売却しようとして思っても二束三文にしかなりませんし、

逆に住宅を売却する際に利用した不動産業者へ支払う手数料で赤字になることもあり得ます。

また持ち家の老朽化が進むと一軒家なら自分だけの判断で修繕ができますがマンションですと他の住民と交渉する必要が出てきます。

それだけでなく修繕積立金や駐車場代もかかってくるので住宅ローンを組んでまでマイホームを手に入れる魅力があるかは疑問が出てきます。

不労所得を積み上げる

50代からセミリタイアを目指すにあたって資産を作る以外にも不労所得を作っておくべきです。

セミリタイア後は収入がなくなるので、今まで蓄えてきた資産を切り崩しながら生活をしていくことになります。

ですが今まで見てきたように、なにかしら突発的な出資が発生するとセミリタイア生活が崩れる危険があります。

セミリタイア生活維持のため保険として不労所得を作っておくべきです。

そこで不労所得を作るのでしたら次のものがおススメです。

おすすめの不労所得

株式投資

アフィリエイト収入

youtube

不動産投資

もちろん不労所得はこれ以外にもありますが、上記のものは当たれば大きな収入が入ってきます。

また不労所得にこだわらないのであればアルバイトでも収入源を増やすのもいいでしょう。

アルバイトなら今回紹介した不労所得とは異なり働いた分は確実に収入となって帰ってきます。

ですがアルバイトだと不労所得とは違い拘束されることになります。

お金を作るためにアルバイトのシフトを入れすぎると、フルタイムの労働と同じになりセミリタイアをした意味がなくなります。

ですのでセミリタイアをする前にある程度は不労所得が入ってくる仕組みを作っておくべきです。

貰えるお金を把握しておく

さて50代になると若い時と比べて無理をすることができなくなります。

ですのでフルタイムの仕事をしながら不労所得を作ろうとしたり、副業でアルバイトをしようとしても体力的にキツイものがあります。

そこで収入を増やす代わりではないのですが申請すれば貰えるお金を知っておいてもいいでしょう。

例えばセミリタイアした後に3か月の待期期間がひつようですが、ハローワークで失業保険の給付を申請すれば何もせずにお金をもらうことができます。

制度名 概要など
職業訓練受講給付金 ハローワークに申請することで、勉強しながら10万円もらえる。
ジム通いに対する医療費控除 高血圧などの治療のためジムに通うと10万円を超えた分を所得から控除
人間ドック助成金 国民健康保険の加入者が人間ドックを受けた際に市区町村から補助金が受けられる
はり きゅう施術費助成 針きゅうの治療を受けた際に補助金を受け取れる、年齢制限あり。

申請すれば受け取れる補助金は他にもあります。

気になるのでしたら自分が住んでいる市町村のホームページなどを確認するようにしましょう。

50代のセミリタイア後におススメのバイト

所得を得るという目的以外にも社会とのつながりを保っておくため、セミリタイア後にアルバイトをする人もいます。

ただ50代ですと引っ越しバイトや工事現場のように激しく体力を使うものは肉体的にも精神的にも難しいものがあります。

そこで50代におススメのアルバイトを紹介します。

セルフガソリンスタンドの店員

セルフガソリンスタンドの仕事は基本的には次のようになっています。

・モニターで給油をしようとしている人を監視し何か問題があれば注意などを行う。

・給油ノズルの清掃など各種清掃

・精算機から現金回収

・困っているお客さんへのサポート

セルフガソリンスタンドであれば普通のガソリンスタンドとは違い接客業がほとんどありません。

ですのでクレーム対応もそれと比例するように少なく、心理的負担は非常に軽くなっています。

肉体労働もないので腰を痛めるといった心配もないのも魅力的な点でしょう。

またシフトも融通が利くので自由に生活を続けることができます。

新聞配達

午前中からお昼は自分の時間として使いたいと考えているのでしたら新聞配達のアルバイトがおススメです。

深夜2時から朝の6時ころまでが仕事の時間になるので午前中やお昼は完全にフリーです。

午前中やお昼は自由に使いたい人以外にも、完全に夜型という人にもおすすめの仕事です。

また一人で配達をするので、面倒な人間関係に巻き込まれたくないと思っているのでしたら向いている仕事です。

定年退職した60代の方も働いているので、セミリタイアした50代が年齢を原因として採用されないというこはありません。

このように新聞配達の仕事はセミリタイアをした人にはとっつきやすい仕事ですが、注意するべき点もあります。

この仕事では配送ルートを覚える必要があります。

また雨や雪など天候が悪くても配達をしなくてはいけないので日によっては体力の消費が激しいものがあります。

このようなデメリットもありますが、慣れてしまえば簡単な仕事です。

一人で黙々と働きたい職人気質の方には向いているのではないでしょうか。

コンビニエンスストア店員

コンビニバイトの仕事はレジの会計、商品の品出し、清掃、ホットスナックの調理など様々なものがあります。

やるべき仕事の種類が多いように思えコンビニのアルバイトに応募することにはためらいを覚えてしまうかもしれません。

しかし、一度でも仕事を覚えてしまえばあとはやることが決まっているので難しくはありません。

またコンビニは全国各地にあるので、一度仕事内容を覚えてしまえば別のコンビニでも通用します。

セミリタイア後に田舎への移住や引っ越しを考えているのでしたら、コンビニの仕事を覚えておくのもいいかもしれません。

他にもコンビニバイトのメリットとしては人間関係を構築しやすい点があるんでしょう。

セミリタイア後も社会とのつながりを確保しておきたいのでしたらコンビニバイトはおすすめできます。

このように良い点ばかりしかないように思えるコンビニバイトにも悪い点はあります。

第一にコンビニバイトは接客業なので、お客さんの理不尽な要望にも対応しなくてはいけない場面もでてきます。

実際、次のようにコンビニでの接客の大変さを言及している人もいます。

このようにコンビニバイトは接客の大変さがネックになりますが、それさえ問題でなければセミリタイア後の仕事としてはおすすめできます。

また他にもセミリタイア後におすすめできるアルバイトを以下の記事で紹介しています。

もっとアルバイトの情報が欲しいのでしたらご参照ください。

50代独身がセミリタイアを成功させるには

50代でセミリタイアをするにはどのくらい資産を築いておくべきか?

さて50代が安心してセミリタイア生活を送るためには一体いくら必要なのでしょうか。

一か月の生活費を20万円と仮定し、50歳にセミリタイアをし男性の平均寿命の81歳まで生きたとします。

ここから単純計算になりますが、セミリタイアするのに7440万円が必要になります。

ただし、この計算には年金の受け取りやアルバイトや不労所得による収入が一切ないと仮定したものになります。

貯蓄額が今回求めた数字よりも少なくても、何かしらの収入があればセミリタイアは可能です。

一方でいくつか注意しておくべき点もあります。

今回求めた7440万円という数字は、あくまで一人暮らしの50代の方がセミリタイアをした場合に必要な金額です。

もし家族がいればその生活費や学費も負担することになるので、

安心してセミリタイアをしたいのでしたら貯蓄額を増やすか定期的にアルバイトをするなど収入を確保しておく必要があります。

また冒頭でも触れたように50代になると若い時と比べて無理が効かなくなり、健康を害しやすくなっています。

もし何か大きな病気や怪我でもすれば貯蓄が大きく目減りし、セミリタイアの計画が狂うことも十分に考えられます。

ですので今回求めた貯蓄はあくまでセミリタイアをするための最低ラインであり、

余裕を持った生活をしたいと考えるのでしたらこれ以上の蓄えを作っておくことをオススメします。

50代の独身女性が注意しておきたい点

最近では女性の中からもセミリタイアを希望する人が増えています。

女性がセミリタイアを検討する際の注意点としては、基本的にはいままで上げてきたものに気を使っていれば問題ないでしょう。

ただ一点だけ特別に注意しておくべきことがあります。

それは社会的な地位がなくなってしまうことです。

新しく住居を購入しようとしたり、契約しようと思っても社会人としての身分が失われているので難しくなっています。

セミリタイアを達成した後に引っ越しなどを検討しているようでしたら会社を辞めるに契約をしておきましょう。