【完全版】セミリタイアって何?定義や意味を含めて徹底解説!

2020年11月11日

最近はセミリタイアという言葉をよく聞きますよね。

ただセミリタイアって一言でいってもふわふわしていて何となくイメージがわかないものがあります。

そこで今回はセミリアタイの意味や定義を解説するとともに、どうしたらセミリタイアをできるのか、またセミリタイアしたらどんな生活が待っているのかを簡単に説明していこうと思います。

セミリタイアの意味

さてセミリタイアの意味ですが実はこの言葉ですがしっかりとした意味があるわけではありません。

そのためサイトによってセミリタイアの意味が異なっているということが多々あります。

ただ、どのサイトにもセミリタイアの定義として共通して次のような要件を述べています。

①生活をするに困らない貯蓄がある。

②フルタイムの仕事はしていないが、フリーランスや投資などで収入を得ている。

③余暇を活かし趣味や、やり方かったことに精神的な余裕を持った状態で時間を割ける状態にある。

このことからセミリタイアの意味は次のように定義して問題ないでしょう。

十分な貯えがあるため、フルタイムの仕事をせずにフリーランスなどで働きつつ経済的、精神的に余裕がある状態

ちなみにこのセミリタイアというこ言葉は、

タレントの大橋巨泉さんが出演中の番組以外はすべて降板することを表明した際に、完全に芸能界と縁を切るわけではないということを強調するために使われたことに起源をもっているようです。

「悠々自適に過ごしながら余裕があるときに働く」ということを指すにはちょうどいいので、今の意味で根付いたといえるかもしれませんね。

セミリタイアとアーリーリタイアとの違いは何?

さて、ここまではセミリタイアの意味や定義についてみてきました。

ただセミリタイアという言葉と似たような表現としてアーリーリタイアやfire(Finance Independence, Retire Early)といった言葉もあります。

両者ともに意味はセミリタイアとほとんど同じですが、細かいニュアンスでは意味が違ってきます。

まずアーリーリタイアですがこちらもセミリタイアと同様にフルタイムの仕事を辞めることは共通しています。

ただしセミリタイアはフルタイムの仕事を辞めた後でも必要な際にはアルバイトをするなどフルタイムではない仕事を続けるのですが

アーリーリタイアでは仕事とは完全に縁を切り、趣味ややりたいことに時間をささげることになります。

こうしたリタイア後の仕事への関与があるかどうかがセミリタイアとアーリーリタイアの大きな違いです。

またアーリーリタイアは定年退職を目前にした50台前後の方が会社の早期退職制度を利用して職を辞した際に使われることがほとんどですが

セミリタイアの場合はフルタイムの仕事を辞める際の年齢が早い人だと30代の方を含めており、年齢の幅が広いのが特徴となっています。

セミリタイアとアーリーリタイアの違い

・フルタイムの仕事を辞めた後も仕事と縁を持ち続けるかどうか

・フルタイムの仕事を辞めた際の年齢

 

セミリタイアとfireの違い

最近ではセミリタイアと似たような表現としてfireという言葉もあります。

このfireというのはFinace Independence,Retire Earrlyの頭文字をとった造語で、その意味は簡単に言ってしまえば経済的独立による早期退職です。

これだけを見るとfireとセミリタイアは同じものなのではないかと思えてしまいます。

ただし、セミリタイアとアーリーリタイアでも微妙な違いがあったようにセミリタイアとfireの間にも違いがすくなからずあります。

fireとセミリタイアではフルタイムで働いている際に退職後の生活に向けて貯蓄に励むことは同じですが、

fireはセミリタイアと比べて投資には積極的であるという姿勢が両者の大きな違いといえるでしょう。

実際、fireの方法を指南する海外のブログでは収入の何%を投資に回すべきかを具体的な数字を答えています。

こうした投資への積極性がセミリタイアとの違いです。

セミリタイアとfireの違い

・fireはもともとアメリカで生まれた考え

・fireはセミリタイアと比べて投資に積極的な姿勢を打ち出している

 

fireでお勧めされている投資の基準

せっかくfireについて触れたので、fireの基本的な考え方を簡単にですが説明します。

fireの一番最初の段階は年間の生活費の25倍の資産を築くことです。

つまり年間の生活費が200万円の人は5000万円の資産を、500万円の人でしたら1億2500万円の資産を築く必要があります。

この必要な資産を築いたら、後は年利4%で運用していけば生活に必要な資金が賄えるとされています。

ただし注意点がいくつかあります。

第一にこの4%という数字はアメリカの株式市場の考えたものとなっております。

ですのでこの数字をそのまま日本の株式市場に当てはめることは難しい。

第二にこの4%という数字は1998年に発表された研究を基に算出された数字となっています。

ですので現代でも通用するのかという批判もあります。

そして、もともとの研究では65歳で定年退職した人がその後30年間死亡するまで貯蓄が残っていれば成功としていました。

95%が成功しましたが、逆に5%は失敗しています。

fireは65歳よりも若い時期にフルタイムの仕事を辞めるのですから、5%とえどもセミリタイアの途中で資金が尽きてしまう危険性があるのは怖いものがあります。

セミリタイアをしたらどんな生活が送れる?

集団生活になじめないとか、朝起きるのがつらいなど、自分の時間を大切にしたい、他にも様々な理由からセミリタイアをしたいという人がいるでしょう。

ここからはセミリタイアをしたらどのような生活をできるかを説明していきます。

人生の満足度が上がる

セミリタイアの最大のメリットの一つに人生の満足度を上げることができるという点を挙げられます。

フルタイムの仕事をしている場合ですと基本的には月曜日から金曜日は朝から晩まで働く必要があり、

時には土日も仕事でつぶれることだってあります。

それだけでなくブラック企業であればより自分が使える時間やお金がさらに無くなっていたということは十分にあり得ますよね。

こういった状況が続けば自分自身の人生をもっと大切にしたい、自由な時間が欲しいと不満を持つようになってしまうのは当然です。

そうした中でセミリタイアに成功すれば一日のスケジュールを好きに決められるようになります。

読書や映画鑑賞、スポーツなど自分が本当にしたいことに時間を割けるのですから人生の満足度が大きく上がります。

またフルタイムで働いていると嫌な上司や無理難題を吹っかけてくる顧客へ対応する必要がある場面が間違いなくあります。

そうした場面に遭遇すればストレスは嫌でもたまります。

しかしセミリタイアに成功すれば、仕事や顧客を選べる可能性はフルタイムで働いていた時よりも大きく高まります。

このように人間関係の面でも付き合いたい人を選ぶことができるというのもセミリタイアの魅力的な面となっています。

住む場所も自由になる

住む場所を自由に決めることができるのもセミリタイアの魅力的な面です。

フルタイムで働いていると会社の近くに家を借りたり、転勤で今まで行ったこともないような土地に行かざるを得ないなど

住む場所すら自分の意志でどうしようもできないということがあります。

しかしセミリタイアを達成すれば住む場所も会社に拘束されず、好きな場所に住むことができます。

例えば都会での忙しくストレスフルな生活から抜け出し、田舎での悠々自適なスローライフを楽しむことも可能です。

中には一年間ずっと海外を旅行しながら生活しているという猛者もいます。

このように生活の基盤を自由に決めることができるというのもセミリタイアの大きな魅力です。

セミリタイアのリスク

ここまではセミリタイアにいい点を紹介してきましたが、逆にセミリタイアにもデメリットがあります。

その中でも特に大きなリスクとなりそうなのは次のの二点でしょう。

孤立を感じる

セミリタイアに成功すれば行きたくもなかった会社から解放されます。

ただしセミリタイアをすることで急激に社会から孤立する危険性があります。

最初は面倒な人間関係から解放されたということで最初はノンストレスな生活を楽しむことができます。

ですが人間関係が会社内にしかなかったという人ですと、次第に孤独を感じ精神病んだり何かしらの病気にかかる危険性もあり、

実際アメリカのブリガムヤング大学は孤独は喫煙やアルコール摂取と同じくらい健康リスクがあるとする研究結果を発表しています。

病気になってしまえば治療費でセミリタイア用の貯蓄を食いつぶしてしまい、セミリタイア失敗という悲惨な結末もあり得るでしょう。

ですのでセミリタイア前に、勉強会に参加するなどして会社外で人間関係を構築するなどして孤独を感じない環境を準備しておくのが大事ですね。

ただし、元から人間関係を築くのが得意だったり、そもそも一人の方が好きという人にとってはこうしたリスクは関係ないかもしれません。

再就職が難しい

さてセミリタイアで一番怖いことがセミリタイア中に資産がなくなることです。

セミリタイア時には資産を十分に築いたと思っていても

病気や怪我、FXで大失敗したなど予期せぬ出費で資産が底をついてしまったということもあり得るでしょう。

そうなってしまうと生活していくためにも、フルタイムの仕事を新たに探さなくてはいけません。

ただセミリタイアをしてしまうと履歴書に空白の期間が生まれ、なかなか再就職に結びつかないということも十分にありえます。

また再就職を検討する年齢が40~50代だと正社員としての採用枠が見つからず、あっても低賃金のアルバイトしか見つけられないということも考えられます。

こうした大失敗を避けるためにも余裕がある資産を築いてからセミリタイアを始めたり、いつでも再就職ができるように市場価値が高いスキルの習得に励んでいてもいいでしょう。

セミリタイアをする方法

さてここまではセミリタイアとはどういったものかを確認してきました。

こうした考えや生き方があるとセミリタイアを目指してみたくなりますよね。

そこでセミリタイアを目指すにあたって次の3点を確認しておく必要があるでしょう

・セミリタイアをするのに必要な貯蓄額を知る

・投資をについて学ぶ

・お金の使い方について学ぶ

セミリタイアをするのに必要な貯蓄額を知る

セミリタイアをすれば収入はフルタイムで働いていた時よりも大きく見劣りすものになります。

ですのでセミリタイアをする前にいったいいくらの貯蓄を築いておく必要があるかを知る必要があります。

そこで総務省の家計調査報告から各年代でセミリタイアをするには一体いくら貯蓄が必要なのかを大まかにですが算出していみました。

この調査から単身世帯が一か月に支払う金額は16万3781円ということが分かります。

つまり約17万円あれば生活することができるといえそうです

ですので一年間で204万円あれば生活することができるでしょう。

公益財団法人生命保険文化センターの調査によると日本人の平均寿命は、男性が81.25歳、女性が87.32歳だそうです。

仮に30歳でセミリタイアをし平均寿命まで生きた場合、男性は51.25年分の生活費つまり1億455万円を、女性は57.32年分の生活費つまり1億1693万2800円を準備する必要があります。

ただしセミリタイアの場合、完全に仕事と縁を切るわけではなないので人によって金額は異なりますが毎年収入があります。

ですので、セミリタイアまでに貯蓄しておくべき金額はこれ以下でも問題ないケースも十分に考えられます。

セミリタイアするのにいくら必要かについては別記事で詳しく解説します。

1年間の生活費を204万円と仮定した場合、セミリタイアするのに必要な貯蓄額

セミリタイアする年齢 男性が貯蓄しておくべき金額 女性の場合
25歳 1億1475万円 1億2713万2800円
30歳 1億455万円 1億1693万2800円
35歳 9435万円 1億673万2800円
40歳 8415万円 9653万2800円
45歳 7395万円 8633万2800円
50歳 6375万円 7613万2800円
55歳 5355万円 6593万2800円
60歳 4335万円 5573万2800円

上記の表は平均寿命まで生きると仮定した場合のものとなります

さて1年間で204万円の生活費していくと仮定してセミリタイアに必要な貯蓄額を計算してきました。

ただ204万円の生活費には税金の支払いや、予期しない病気や怪我をした場合の支出は含まれていません。

ですのでセミリタイアを検討する場合、こうした税金や予期せぬ支払いもあるということを頭の片隅に入れておく必要があります。

また今回出した概算は生涯一人暮らしを想定したものなので、結婚していたり子供がいたりすれば当然ですが貯蓄しておくべき金額は増えます。

ただし先ほどから何度も触れていますが、セミリタイアの場合、仕事を完全に辞めるわけではないのである程度の収入があることになります。

ですので上記の表で示した貯蓄しておくべき金額は一つの目安として考えてください。

投資について学ぶ

セミリタイア後の生活では仕事をするといってもフルタイムの時と比べて得られる給料も限られることになるので、

築いてきた貯蓄を崩しながら生活することになります。

怪我や病気など想定外の支出が生じてしまうとセミリタイアの資金が底をついてしまう危険性もあります。

ですから予想外の出費にも対応できる仕組みを作っておくことが重要となってきます。

そこでお金を作る仕組みとしておすすめなのが投資による資産形成です。

アメリカで話題になったfireムーブメントでは投資が経済的自立をめざすにあたって最も再現性の高い手段として注目を集めました。

またfireムーブメント以前にもロバート・キヨサキ氏も投資による資産形成を強く薦めています。

また投資による資産形成は労働時間を大幅に減らしながらも、一定の収入を確保することができるので自由な時間が欲しいからセミリタイアをしたいという人にはうってつけといえるでしょう。

ただし投資で資産を形成するといっても気を付けるべき点は少なからずあります。

第一に投資で資産形成を考えるのでしたら

第二にどこに投資するか考える必要があることです。

投資といっても投資信託や債券投資、株式投資など様々な種類があります。

ハイリスク・ハイリターンの商品があればローリスク・ローリターンの商品もあり、

どの商品が資産形成の一助になるかを考える手間がかかります。

また投資だけで生活できるだけの収入を得られるようにしようとすると、元金がそれなりになければ話になりません。

しかし一度でも資金を用意し投資を始めることができれば、後は自動で収入が入ってくる仕組みはできたようなものです。

このように投資による資産形成は始めるまでは手間がかかりますが、始めてしまえばそこまで問題はありません。

またアメリカのfireムーブメントではどのように投資をすべきかを詳しく解説をしています。

もし投資による資産形成に興味があるようでしたら、別記事でfireムーブメントの投資手法を紹介しているので一読ください。

お金の使い方を学ぶ

セミリタイアを目指すにあたってはある程度の貯蓄を築く必要があるということを見てきました。

ただ貯蓄をするといっても急に食費を切り詰めたりしてもなかなか続くものではありません。

また、セミリタイアした後もフルタイムで働いていた時と同じ感覚で不要な物を買っていればすぐに貯蓄が底をついてしまいます。

ですのでセミリタイアを実現し、続けていくためにはお金の使い方に関しての知識を持っていたほうが確実に安全です。

しかし急にお金の使い方を学べと言われても何をすればいいのと思う人もいるはずです。

そうした人はまずはお金がたまる仕組みを作ってみるのがよいのでしょう。

例えばですが、お給料の一部が貯金専用の口座に自動振り込みするように設定しておくのがよいでしょう。

自動的に貯蓄用のの口座にお金が振り込まれるとなれば、残ったお金で生生活する必要があるので確実にお金がたまります。

セミリタイアを目指すのでしたら貯蓄効果として一番効果的な無意識でお金がたまる習慣や仕組みを作るのが、最初に学ぶべきお金の使い方です。

他にも高額な保険料の見直しや使っていないサブスクリプションサービスを解約するのも重要です。

こうした使っていないサービスに支払っている金額は意外とバカになりません。

例えばドコモのdマガジンは年間で4800円かかります。

また引越しの際に引っ越し代が安くなるからといわれて契約してしまった使っていないウォーターサーバーのレンタル代などもはっきり言って無駄です。

こうした使っていないサービスがあれば今すぐ解約しましょう。

お金の使い方は今回紹介したもの以外にも効果的な手法が数多くあります。

ただそれらをすべて紹介していたら今回の記事の内容からそれてしまうので、別の記事で詳しく解説します。

本気でセミリタイアを考えている人や、まずはお金の使い方を見直したいという人は参照してみてください。